犬といえば、私たち人間にとって非常になじみ深い動物ですよね。
数万年前オオカミから分枝し、家畜化された生き物が「犬」と言われているようですね。
つまり、犬の純粋な野生種はいないのです。
人間が狩猟時代から共に過ごしてきた非常に身近な生き物ということでしょう。
そんな人間と関りの深い「犬」は、本当に人間生活のいろいろな場面で力を貸してくれていますよね。
人間の役に立つことをたくさんしてくれています。
盲導犬、聴導犬、介助犬の3種=補助犬、災害救助犬、セラピー犬、検疫探知犬、そして家庭犬など本当に人間と共に生きている犬たちが多くいます。
もともと「犬」は人間よりも聴覚、嗅覚ともに優れているので、そういった能力には特に助けられています。
ここでは、検疫探知犬の働く場所について見て行きましょう。
検疫探知犬はどこで仕事をするの?
1.検疫探知犬とはどういった犬のこと?
検疫探知犬とは、正しくは「動植物検疫探知犬」と言います。
「手荷物、国際郵便・宅配物」の中から「検疫検査を必要とする肉製品、果物などをかぎ分けて発見知らせる訓練」を受けている犬です。
また、身近で検疫探知犬として働く様子を多くの方に見ていただくことで「動物防疫」「植物防疫」ということを知ってもらう役割もあるのです。
日本での歴史はそれほど古くはありません。
平成17年(2005年)12月、成田国際空港に2頭(動物検疫探知犬)導入されたのが始まりです。
平成24年(2012年)からは、果物などの植物検疫もできる動植物検疫探知犬が導入されるようになりました。
2.検疫探知犬の仕事場はどこ?
現在(令和2年)23か所の国際空港・海港・国際郵便を扱う郵便局が仕事場です。
どこの空港にいるの?
全国の空港のうち国際便の離発着のある空港(国際空港)には導入されています。
「水際対策の重要性」が言われているこの頃、令和3年2月も富山空港の国際線に検疫探知犬「モナ号(メス1歳)」が導入されました。
コロナ探知犬があればpcrを無理に拡充する必要性も薄れる。
コロナ探知犬をどんどん増やして検査拡充すべきかと。富山空港に検疫探知犬 「モナ号」水際対策を強化 :北陸中日新聞Web https://t.co/YjGSeorEw2
— 稲美弥彦 (@rosmir1854tb) February 22, 2021
現在はコロナ禍で運休路線も多いため、お仕事は少なくなっているようです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
動物検疫探知犬、まだまだ日本での歴史は浅いのですね。
ですが、いろいろな犯罪や現在も対処中の「コロナ感染」などウィルス感染などにも大きな役割が期待されています。
いろいろな考え方があるとは思いますが、「犬」という生き物の歴史は「人間と共に生きてきた」という事実があります。
「犬」は少なくとも「人間と共に生きる」ことに喜びを感じているのではないかと思われます。
「人間の勝手な都合を押し付けている」という考えもあるでしょう。
しかし、人間と犬がお互い良い関係を築きながら暮らしていく方向は、決してエゴではないと思えるのですが。
お互いの足らない部分を補い合ったり、優れた部分でカバーし合ったり、生き物のが共存するのは素晴らしいことですよね。
最後までお読みいただきありがとうございます。