「看護師500人の確保依頼、東京五輪・パラリンピック期間中」というニュースが飛び込んできました!

オリンピック開幕まであと3か月を切っています。

着々と準備をされていることはわかりますが、「コロナ禍」で感染拡大をしているときに・・・

見ていきましょう。

看護師500人の確保依頼、東京五輪・パラリンピック期間中ってどういうこと?

東京五輪・パラリンピック組織委員会が日本看護協会に対し、大会期間中の医療人員として看護師500人の確保を依頼したことが26日、分かった。共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が25日に報じた。組織委は選手村や競技会場で従事する人員について協力を求めたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて看護師不足が懸念されている。

引用:ヤフーニュース「看護師500人の確保依頼 東京五輪パラ期間中に―大会組織委」より

どうしてもオリンピック開催する気なのですね!

特にコロナ治療に当たられている医療従事者の方々のお気持ちはいかがなものでしょうか?

国内の感染状況が落ち着いているときならまだしも、4地域に緊急事態宣言も出され、全国的にも変異ウィルスの影響が顕著になっているときに「まだオリンピックやる気なの?」という声が聞こえてきそうですが・・・

看護師500人の確保依頼、東京五輪・パラリンピック期間中、通常医療に影響は?

1.500人の看護師を東京五輪・パラリンピック期間中割り当てられるか?

日本看護協会に「メディカルスタッフ参加について」という要請書を4月9日オリンピック大会組織委員会が出しているようです。

「参加日数は原則5日以上。早朝、深夜も含め、1シフトあたり9時間程度とし、大会前の5~7月に予定されている役割別研修の参加は「必須」」ということです。

現在のコロナ感染拡大状況を見ると「無理」ではないでしょうか?

2・通常医療に影響はないの?

今現在、大阪では「救急車が要請しても来ない」という状況が発生しています。

約1か月で今の感染拡大が小康状態になるでしょうか?

第1波の時も、第2波の時も小康状態になるには約2か月くらいかかっています。

今の状況を改善できるとしても6月下旬です。

オリンピック開幕まで1か月ありません。

これは今まで通りコロナ治療を最優先した場合です。

現実的には手術の必要な患者さんでも、すぐには手術ができない状況がすでに起こっています。

この上、オリンピックのために看護師さんの人数を減らされた医療現場では、ますます通常医療ができなくなるのは明白です。

病気にならなくても事故に遭った時、救急車が来ない、看護師不足のため受け入れてくれる病院がないとなったらどうでしょうか?

病院の診療時間も短くなる可能性も十分に考えられます。

皆さん、困るのではないでしょうか?

「看護師500人の確保依頼、東京五輪・パラリンピック期間中」ネットの反応は?

・緊急事態宣言などの判断の遅れも結局はオリンピックが原因。そのうえ医療のリソースまで持って行かれたら国民の命は守られない。人災です。
・こんなことにかりだされるくらいなら、看護師さんたちに休息の時間を与えてあげて欲しい。どうしてそこまでしてオリンピックをしようとするのかわからない。
・医療従事者は単なる駒なのか?人命を預かってくれている人たちじゃないのか?
・国民の誰がオリンピックの開催を喜んでいるのか?喜んでいる人が看護師になれば良い!
・500人もの看護師が必要な運動会なんて止めてしまえ!
・看護協会、この要請に応えるのか?なんなんだ!

やはり、厳しい意見が多いですね。

国民に「自粛を」と求めながら「多くの外国人が来るオリンピックを開幕する」なんだか矛盾を感じるのは当然かもしれませんね。

国民の命とオリンピック開催とどちらが大切なのでしょうか?

まとめ

いかがだったでしょうか?

多くの国民が「我慢」をして「コロナ禍」を乗り越えようとしているときに、その気持ちを踏みにじるようなイベントの開催はどうなのでしょうか?

「東京に来ないで!」と国民には言いながら、海外からの選手はOKなのでしょうか?

どう考えても矛盾していますよね?

政治家の方々に潔い決断を求めます。

最後までお読みいただきありがとうございます。