高橋尚子の再来とも言われる新谷仁美選手。

9日に開かれた「陸上・東京五輪テスト大会」で「人としてはオリンピック反対!」と発言されたようです。

代表選手であるがゆえの葛藤があるのでしょうか?

見ていきましょう。

新谷仁美の「人としてはオリンピック反対!」発言とは?

9日 陸上・東京五輪テスト大会 女子5000メートル(国立競技場)  日本記録更新を公言していた新谷仁美(33)=積水化学=は自己ベストからも20秒以上も遅れる5位に終わり、「ビックマウスと書いてください。収穫はありません」と苦笑い。ただ、五輪開催への厳しい世論には「スポーツで世界が救えるのなら、とっくに救えている」。当たり前のように「スポーツの力」が強調されていることへの違和感を口にした。

引用:ヤフーニュース「悩む新谷仁美「人としては五輪反対、アスリートとしては…」「スポーツで世界が救えるのなら、とっくに救えている」」より

オリンピック代表選手がこんな風に悩んでいる現状、いったいどうすれば良いのでしょう?

出口は見えるのでしょうか?

見ていきましょう!

新谷仁美の「人としてはオリンピック反対!」現役選手も苦悩している!

1.スポーツの意義

スポーツの意義は、スポーツマンシップと言われるように「正々堂々と勝負をする」そこに魅力があり、見ている我々も力をもらえるもの。

スポーツをする人の肉体的、精神的な健康増進はもとより、見るだけ、応援するだけでも「体感する」ことができるために人を元気にしてくれるもの。

さらには、国境や人種を超えて試合ができるということも、世界平和につながるといった意義があります。

2.オリンピックの意義

4年に一度開催される世界的なスポーツの祭典で、スポーツを通した人間育成と世界平和を究極の目的としている。

3.環境が整わないと開催に意味がある?

世界的なスポーツの祭典であるオリンピック。世界的に「コロナ禍」に見舞われており、多くの人の命が失われています。

病魔と闘っておられる方の力になるのなら、競技を開催することによって多くに人に「幸福感を与える」ことができるなら、「スポーツの意義」「オリンピックの意義」に合っていると思われます。

現在「猛威を振るっている」と言われる「新型コロナウイルス感染」が落ち着いている時期であるならまだしも、日本では「病院に入院したくてもベッドに空きがないために待機」しておられる方がたくさんいらっしゃる、医療現場の医師や看護師の人材不足も顕著な時に「スポーツ開催」が命を救う役に立つのでしょうか?

こうしたことを新谷仁美選手は純粋に疑問に思われた、ということなのではないでしょうか?

「人として」当然の疑問かもしれませんね。

新谷仁美の「人としてはオリンピック反対!」現役選手も苦悩のネットの反応は?

・「スポーツで世界が救えるのなら、とっくに救えている」「命より大事なものはない。人としては今年の五輪開催には反対だが、アスリートとしては答えが分からない。結構悩んでいる」は真髄をついた言葉。こうした言葉を出せる新谷仁美選手、尊敬します。
・新谷選手は賢いね!五輪内定している選手は、絶対に参加して良い結果を得たいはずなのに。アスリートが競技以外で悩まされるなんて関係者は環境を整えてあげるべきだ!
・勇気ある発言ですね。アスリートとしても一流ですが、人としても本当に素晴らしいと思います。一人の国民であるという彼女の姿勢、本当に素晴らしいです!
・複雑な心境なんでしょうね。競技以外で悩まされて気の毒です。しかし、もともと世のなかすべての人が「スポーツ好き」ではないのでスポーツ選手=特別ではないことは忘れないでください。スポーツがすべてではありません。
・反発を覚悟での発言だろうね。よく言った!と思います。選手も中止が決まれば、次に向けて動けるけど、オリンピック出場が決まっている選手は、オリンピックに合わせて調整をしているわけだからその努力を無駄にしないためにも、中止にするなら早くすべきだ!

いろいろな意見がありますね。

声をあげてくださった新谷仁美選手は本当に素晴らしです。

もともとスポーツ好きではない人にとっては、「現在のコロナ禍でのオリンピック開催」は迷惑以外の何物でもないでしょう。

こうした意見があることをしっかり関係者は受け止めるべきでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

オリンピック代表選手にとっても「中止」の決断は早い方が良いですよね。

いくら数週間の開催といっても、その間の日本国民の医療には猛烈なしわ寄せ(医師200人、看護師500人がオリンピックに備える)が出ます。

国民の命を減らしてまでの開催に意義があるのか?

今一度関係者の方、責任のある方、お考えいただきたいですね。

最後までお読みいただきありがとうございます。