電動のこぎりで太ももを切って亡くなられる、という事故が発生しました。
一言で「事故」といえば簡単ですが、なぜこうした事故が起こるのでしょうか?
防ぐ手立てはないのでしょうか?
見ていきましょう。
電動のこぎりで太ももを切る事故(死亡)発生!
6日午後3時10分ごろ、大津市北小松で、近くの無職の男性(78)が民家の庭木を電動丸のこぎりで切断中に、自分の太ももを誤って切り、搬送先の病院で死亡した。
庭木も小さいものなら手動ののこぎりで対応できるかも知れませんが、大きなものになると「電動のこぎり」を選択することは十分に考えられますよね。
電動のこぎりであれば、手動するよりは力が要らないように思われるからでしょうか?
見ていきましょう。
電動のこぎりで太ももを切る事故(死亡)なぜ起こる?対策は?
1.電動のこぎりは簡単に手に入る
ホームセンターやネットなどで「誰でも自由に購入可能」であるため、実際の操作の仕方を熟知していなくても見よう見真似で使うことができる。
電動のこぎりを使うのに「資格」は不要である。
価格も数千円と手に入れやすい。
2.電動のこぎりの使い方をよくわからないままでも使える
通常、コンセントを電源に差し込んで、スイッチをONにするだけで使用可能。
ホームセンターなどでも「庭木のせん定などにも」などと「簡単に誰でも使える」ような書き方がしてあるため、実際に購入する敷居が低い。
3.事故に対する啓もうが十分でない
「重大事故につながることもあるので使用には十分ご注意ください」ということがあまり知られていない。
こうしたことが、電動工具(電動のこぎり)による事故を発生しやすくさせている要因かも知れません。
4.事故を防ぐための対策は?
・まずは「使い方をよく知ってから使う」ということをしっかりと認識する。消費者庁より「電動のこぎりの使い方に注意!」という注意喚起が出ている。
・「キックバック」という電動のこぎり使用中に起こる特有の動きがあることを知る。
※「キックバック」とは:電動のこぎり使用中に電動のこぎり自体が跳ねたり、切断中の木材が跳ねたりといった予測できない動きをすることがあるといったもの。この現象で重大事故につながることが多い。
・材料をできるだけ「固定」して不安定な状態で使用しない。
・刃が詰まって動かなくなった時、無理に刃を材料に押し付けたりせず、スイッチを切って刃の動きが確実に止まってから、刃を材料から抜き出す。
・明るい場所で使用する。
・できるだけ一人では使わず、家族に声掛けをしてから使用する。
といったことが考えられます。
「大丈夫よ!」という「根拠のない自信」や「今まで大丈夫だったから」という「経験」で事故につながるケースが起きています。
使用には十分な注意が必要ですね。
電動のこぎりで太ももを切る事故(死亡)発生!のネットの反応は?
・手軽に買って使えるものだけど、使い方には慎重さが要るから「よくわからないけど便利そうだから」といった理由では使わない方が良い。
・電動丸のこの講習を受けましたが、誤った使い方で死亡事故が起きることを知りました。家庭で使う分には講習が要らないようですが、講習を義務化した方が良いような気が・・・
・あると便利なんだよね。使っていてヒヤッとしたことはあるけど。
・太ももを切ったらヤバイよね~
・草刈り機でも怖いのに、電動のこぎりなんて講習必須にした方が良い。
など、いろいろな反応がありますね。
やはりどの機械も「使い方をよく知って使う」ということでしょうか。
自分の命がかかっていることを十分知っておかないとですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
私の実家の庭木も大きくなってしまい、庭師の方に頼んでも最近ではなかなか切って下さいません。
仕方なく家族のものが切りましたが、見ていてとても怖かったです。
電動のこぎりを使うにあたっての講習を義務化するなどの対策は、事故を防ぐためには必要なことかも知れませんね。
最後までお読みいただきありがとうございます。