「生理用品が買えない」って本当にそんなことがあるの?
商品が不足してるの?どういうこと?貧困だから?と思ってしまいました。
大切なことではありますが、非常にデリケートことなので、どちらかというと話題になりにくいものだと思い調べてみました。
生理用品が買えないって本当?貧困だから?
経済的な理由で生理用品を買えない「生理の貧困」に悩む女性が、中国地方でも少なくない。コロナ禍で収入が減って深刻化し、NPO法人などが生理用品を無償配布する動きも出ている。若者の5人に1人が購入に苦労したとの調査もあり、悲痛な声が聞こえてくる。
「生理」は女性にとっては「当り前のこと」ですが、どうしても「性」に関わることなので声を大きくして話せる話題でもないのが現実です。
もともとそうしたデリケートな問題でもあるために、表面化しにくのかも知れません。
どういうことか見ていきましょう。
生理用品が買えないって本当?貧困だから?どういうこと?
生理用品が買えない理由として考えられることは
1.性教育の不足
女性は成長し第二次性徴期を迎えると「生理」が始まり、子どもを作れる身体になっていきます。
これは女性が人間という哺乳類の動物であるためです。
こうしたことの教育は、小学校の教育の中に組み込まれていますが、実際に子どもたちに「自分のこと」「大切なこと」として伝わっているかは疑問です。
私が小学生の頃(もう何十年も前ですが)、保健室も養護教諭より丁寧なお話がありました。
さらにはプリントを配布され、そこには「女の子をお持ちの保護者の方へ」といった題で「成長の早い子どもは小学校低学年から生理が始まることがある」といったことや、「初潮に備えて、各ご家庭でご準備をお願いします」と生理用ショーツ、ナプキンなどが書かれていました。
自分では言いにくい子どもでも、そのプリントを親に渡せばとりあえず準備をしてもらえるであろう状況を学校が作ってくれていました。
今はどうなのでしょうか?
子どもが自分で言い出せる状況に頼っていては実際に生理を迎えた時「生理用品が要るの」とは言いにくいのではないでしょうか?
2.父子家庭で生理に対しての無知
男性は自分が経験しないことなので、「女の子を持った時に配慮できない」ということは容易に想像できますよね。
また、女の子自身から父親に「生理用品が要るの」とは言いにくいですよね?
実際、用意できたとしても一日に必要な枚数など細かいところまではわかりにくいのが現実ですよね。
3.虐待、ネグレクト
子どもが虐待を受けていたり、ネグレクトされている場合は「生理用品が要るの」などとは言い出せないのではないでしょうか?
例え言えたとしても「知らない」とか「自分で何とかしなさい」とか「汚らわしい」などと言われたりすれば、二度と口に出せなくなってしまうのではないでしょうか。
4.経済的に貧困
食費も削らないといけないほどの経済状態であれば、生理用品どころではないかもしれません。
こうした理由から「生理用品が買えない」という状況になるのだと考えられます。
ただ単に「経済的に貧困」というだけではないことの方が大きい問題のように思われます。
生理用品が買えないって本当?貧困だから?のネットの反応は?
・これは親の貧困な発想がお子さんたちを苦しめてるだけでしょ?
・優先順位の問題じゃね?カラーする金はあっても子どもの生理用品には金出さね?親の側の問題で、貧困とは違う気がする。
・月額いくらかかるのか、きちんと記事に書いてくれたら誰でもわかりやすいと思うけど、こういった書き方だと余計に「生理=タブー」になってしまうのでは?
・貧困って言葉が合ってるのか疑問。経済的に貧しいだけの問題じゃないんじゃない?
なかなか厳しい反応ですね。
確かに「買えない」という意味では「経済的に貧困」かも知れませんが、その原因をよく見ると「単にお金がない」という理由ではなさそうですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
「貧困」と言っても経済的な貧困(絶対的貧困)だけではなく、相対的貧困(その国の文化水準、生活水準と比較して困窮した状態)があります。
「生理用品が買えない」というのは「単にお金がない」のではなく、何らかの理由で手に入りにくい状態にある(親が買ってくれないなど)ということのようですね。
お金があれば手に入るのか?というと、親の方にそもそも「必要なもの」という認識がない場合、買い与えてはくれないと思われます。
ここが問題なのですね。
毎月必要なものですし、すぐにでも必要であるとは思われますが、こうなっている原因を解決しなければ、いつまで経ってもなくならない問題だと思われます。
最後までお読みいただきありがとうございます。