何かだるいな~
お買い物、行くのがおっくうだな~
・・・
人間は機械ではないので気分の浮き沈みは誰でもあるのが普通です。
うつ病の症状を見逃さないで!
よく「気分が落ち込んで、うつ病かしら?」と言ったりしますが、基本的には一時的な気分の落ち込みだけでは「うつ病」とは診断されません。
涙が自然とあふれて止まらない状況であったり、存在していることが苦痛に感じるほどの落ち込みがほぼ一日中、しかも毎日、2週間以上続いて、通常の日常生活(仕事に行ったり、家事をしたりなど)がうまく出来なくなって初めて「うつ病」では?と疑われるのです。
本人が自覚する場合もありますが、一緒に生活している家族が「この頃なんか変じゃない?今までと違う気がする」、また職場の同僚や上司が「今までと違う」と気付くケースもあります。
気付いたら、「まあいいか~」ではなく専門医への受診を勧めてあげましょう。
どんな病気でもそうですが、「早期発見・早期治療」は病気の回復を早めます。
専門医の早期診断によって、辛さが少しでも和らぎます。
うつ病の症状にはどんなものがあるの?チェック法は?
1.心の症状:気分の落ち込み、不安感、焦燥感、一人になりたい、消えてしまいたい、何をするのもおっくうになる、意欲がなくなる、何を見ても楽しいなどという気が持てないなど。
2.身体の症状:疲労感、倦怠感、動悸、息苦しさ、眠れないといった睡眠障害、食欲の減退または異常な増進、頭痛、ひどい肩こり、何をしていてもすぐに涙が出るような情緒不安定など。
3.チェック法:1、2の症状が有るか無いか、どの程度の頻度(いつも、時々、全くない)かもチェックしてみるとよい。
うつ病を経験した私の例
適応障害に端を発した私のうつ病。
本当に辛いものでした(現在も継続的に精神科を受診しています)。
元々頑張り屋であった私は、本当にとことん頑張りました。
元夫からの心無い言葉も「私がいたらないからだわ、私が悪いのよね。もっと努力しなければ。彼が好むような奥さんにならなきゃ」とどんどん自分を追い詰めて行きました。
そうしているうちに、身体の調子はどんどん悪化していき眠れなくもなりました。
ある日、自分では気付かないうちに涙が出ているほどになりました。
「あれもできてない、これもできてない」と日常の家事もすべてがうまく出来ないような気持になってしまい、私が尊敬している大好きな伯母に泣き泣き電話すると「よっちゃん、頑張りすぎたわね~そこを(元夫の家)離れて少し休んだ方が良いよ」と言ってくれたのがきっかけで精神科を受診することを決心しました。
あの時、伯母に電話しなかったら・・・
あの時、伯母に「頑張り過ぎたわね~休んだ方が良いよ」と言ってもらわなかったら・・・
結婚前は医療関係の仕事をしていた私でも「うつ病では?」と気付けなったかも知れません。
もし、今何か思い当たることがあるなら、ぜひ専門医を受診してみてください。
この記事がそんなつらい状況の方の支えになれば・・・
本当に願います。